
河原 宏 著
〔新版〕日本人の「戦争」──古典と死生の間で
あの戦争──ことに太平洋戦争の部分──で、日本人はなぜ、あのように、凄惨・悲愴に戦ったのか。
それは日本がここにその全歴史──神話から中世の精神史、万葉集から「太平記」まで──を賭けてしまったから。
言霊の国で、それら言霊は繰り返し動員され、末期の太平洋戦争は相対化の許されない精神戦と化し、すべてを投入し、そして敗れた。すなわち「日本」はそこで「終わった」のである。拝金主義と「成長」の幻影にまみれた戦後は、抜け殻の国の、つけたりの繁栄にすぎない。
敗戦時少年兵だった政治思想史家が、その生涯の大半をかけて思考しぬき、描いて見せた「あの戦争の意味」。1995年に築地書館より発刊されたこの、読まないわけには、残さないわけにはいかない名著を、ユビキタ・スタジオが新版として復刊。出版文化の魂の一翼を担わんとする。
河原宏氏は1928年生まれ。専攻は日本政治思想史。『日本人はなんのために働いてきたのか』(小社)ほか著書多数。現在、早稲田大学名誉教授。
変形版(173ミリ×120ミリ) 256頁 1700円+税


初鹿明博 著
一議員、一父親。
──「普通目線」で変えたい政治
議員さんってどういうイメージ?
暑苦しい人? 押しばかり強いヤツ?
この人は違います。
「すべての人は等しく大切」を目指す、日々の奮闘!
ユビキタ・スタジオとしては例外的に、議員さんの本をつくりました。福祉に強い関心のある、ソフトな方です。
「ご近所から始まる政治」、そんな言葉がぴったりの、彼のスタイル。議員の、一市民としての暮らしがたとえばどうなのか、そんなこともよくわかります。
小見出しより…知ること、によってできること/小さな政府・大きな公共/街の温かさが消えてしまった/この数年の福祉後退から/「水商売」の家に生まれて/教員の言葉に傷付いて/「みんな等しくありたい」の原点/毎日やるなら、選挙活動ではなく政治活動を/会うことが、話すことが学ぶこと/暮らすこと自体のなかに考えるタネがある/特権を持たされているからこそ、また勉強/子どもが、私に教えてくれた
四六判 160頁 1500円+税

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