野田正彰 著
この社会の歪みについて

働かない人、また懸命に働いているフリーターも気付いています。「正社員になれば、待っているのは奴隷労働だ」。どうして「豊かな」はずの日本で、人々の心にも暮らしにも落ち着きが欠けているのでしょう? この社会の底の浅さと、その由って来たるところを突いて、大変鋭い本。目からウロコボロボロ落ちます。
四六判変形 128頁 1200円+税




河原 宏 著
日本人はなんのために働いてきたのか

ぐいぐい読ませる360ページ! 著者の河原宏氏は異色の学者。専攻は日本政治思想史ですが、その取り扱う時代が異様に広く、要するに、「有史以来すべて」。 要するに、「世界を識りたい」と希った学者が、全力でそれを行っている。
精読に値する力業です。この本は「古典」となるでしょう。
「労働の魂を探して、人類の初心を問う」。ほんとうはいつも考えておかなければならないことが、考えて書いてあります。
B6版変形 360頁 2200円+税




野田正彰 著
「麻原死刑」でOKか?

野田正彰、大谷昭宏、宮台真司、宮崎学、森達也、の錚々たるメンバーの発言に、松本サリン事件被害者、河野義行さんの談話を加え、麻原裁判の現在とその問題点が臨場感を持って分かる。麻原被告が昏迷状態のまま裁判が打ち切られ、死刑が確定した今、この社会はオウム真理教事件から学ぶ重要な機会をいつつある。死刑は確定しても、まだ考えるべきことがあります。混迷状態(「受刑能力」がない)を縄で吊して、いったい何の意味があるのでしょうか!? 麻原死刑、「一件落着」で、この社会はいいのでしょうか!?
A5判 160頁 1200円+税




澤田克己 著
「脱日」する韓国

最も斬新な韓国論。韓国哲学者の小倉紀蔵編集。
韓国にとって、日本はもう特別な国ではない。極端にいえば、韓国から日本は「消えた」のだ。だから「反日」も消えた。ではなぜ、韓国現政権は「反日」的なのか? 東アジア外交の将来を模索し、われわれの採るべき道を見据える本。
四六版変形 256頁 1600円+税




田原 牧 著
ほっとけよ。

いま世界にうごめく妖怪、ネオコンとトランスジハーディスト、そして中東の行方に最も造詣の深い著者が、日本の不気味な現状も含め、知性と感覚を総動員して論述する。「68年革命」の挫折の意味、靖国という装置の強靱さ、薄っぺらになった政治の言葉の怖さなど、次から次へと撫で斬り。エッセイというにはあまりに重厚、論文というにはあまりに自由闊達な、現代世界を知る分厚い一冊。思想とジャーナリズムを架橋する本。
四六版 344頁 2200円+税




寺脇 研 著
格差時代を生きぬく教育

非常に挑戦的な本。かつて「ミスター文部省」ともあだな綽名され、「ゆとり教育」「学校週5日制」「総合的な学習の時間」「生涯学習」等の推進の陣頭に立った寺脇は、その後正体不明の「学力低下」バッシングによって文化庁に飛ばされていた。文科省に「降格人事」で戻った寺脇が、辞職を前提に信ずるところを語った。ゆとり教育の論理は一貫している。成長の時代が終わり、「一本のレール」で生涯を全うできない現在こそ、「ゆとり」が目指した創造力ある生き方が必要なのだ。「学力世界一」などという耳触りの良い政府の言葉が空虚だと、この本を読むと分かってくる。教育改革論議が盛んな中、場当たり的ではない思考・試行を続けてきたこの元官僚は、議論の一方の極になるだろう。子どもを、日本を考えるとき、必読の書。
四六版 288頁 1500円+税




千葉智子/堀切和雅 著
小児科を救え!

「私たちみんなに問われています」 「あなたの子どもの命、疲れ切った小児科医に任せられますか?」
44歳で過労自殺を遂げた小児科医、中原利郎さんの遺児、千葉智子さんが今、「医者にだけはなるな」と言い遺した父のほんとうの気持ちを継いで、小児科研修医となっています。彼女が先輩小児科医たちに、医師として、女性として生きる道をインタビュー。夜間救急の「コンビニ化」、勤務医の過労状況、病棟閉鎖などの小児科の危機を、国民に、政治や行政に知らせる、分かりやすい最良のツール!
実際の小児科医は、多忙すぎて、声を上げることさえできないでいます。そこで、難病の娘を持つユビキタ・スタジオの堀切和雅がライター役をして、千葉智子さんを補佐してつくりました。親御さんにも、もちろん医師にも看護師にも医療行政関係者にも読んでほしい本です。いままでに、こういう本はありませんでした!
四六判 340頁 1800円+税





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